インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社開発したマウスピース矯正システムで、そのなかでインビザラインファーストは子供のための透明な歯列矯正装置で、多くの親御さんやお子さんにとって魅力的な選択肢です。このブログでは、インビザラインファーストの特徴や利点、治療の流れについて詳しく解説します。

インビザラインファーストとは?

インビザラインファーストは、歯とあごの成長段階にある子ども向けに開発されたもので、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の治療(一期治療)に適応されます。。この装置は、歯の位置を修正するだけでなく、顎の成長を誘導し、歯列のスペースを確保することを目的としています。従来のワイヤーとブラケットを使用しないため、見た目が自然で、快適に使用できます。

 

 

インビザラインファーストのメリット

1. 抜歯を回避できる可能性が高い

矯正治療で永久歯列を綺麗に並べるためには、歯が正常の位置に動くためのスペースを確保するために抜歯が必要となることが多いです。
インビザラインファーストを第一期治療で実施した場合、歯列が拡大し永久歯の生えるスペースが確保できるため、第二期治療へ移行する場合の矯正治療で、抜歯をしなくても済む可能性が高くなります。

2.二期治療の期間を短くできる

永久歯の生えるスペースの確保など、骨格的な問題を第一期治療で解決することによって、第二期治療をスムーズに進めることができるようになります。
第二期治療から矯正を開始するケースに比べ、矯正治療にあてる治療期間が短くなったり、費用も安くおさえられることがあります。

3. 透明で目立たない

インビザラインファーストは透明な素材で作られており、装着していてもほとんど目立ちません。これにより、自己意識が強くなる年齢の子供たちでも、自信を持って過ごすことができます。

4. 取り外し可能

食事や歯磨きの際には簡単に取り外せるため、口腔内の衛生状態を保ちやすいです。これにより、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。

5.スポーツや楽器も楽しめる

インビザラインファーストはご自身で取り外しできるため、スポーツや楽器の演奏も制限なく矯正治療ができます。
スポーツ関連や吹奏楽などの部活動との両立も可能で、多感な時期の友人関係も維持することができます。

6. 快適な装着感

従来の金属製の矯正装置に比べて、インビザラインファーストは痛みや不快感が少ないです。口内炎や粘膜の損傷も起こりにくく、快適な治療が受けられます。

7. 矯正の進行が視覚化できる

定期的に新しいアライナーを交換することで、治療の進行状況を目で確認することができます。これにより、モチベーションを保ちやすくなります。

 

インビザラインファーストのデメリット

1.歯並びや症例によって使用できない場合がある

インビザラインファーストには、すべての症例に適用はできません。
適応条件があり、お子さまがインビザラインファーストでの矯正治療が可能かを検査する必要があります。適応条件に当てはまらない場合は、インビザラインファーストを行うことはできません。

2.1日に決められた時間装着しないと効果が出ない

インビザラインファーストで矯正治療効果を得るためには、1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。
食事や歯磨きの時間以外は常に装着することになります。装着時間が短い場合、顎の拡大や歯の移動が進行しなくなる可能性があります。

3.アライナーの自己管理と合わせて保護者の管理も大切

食事や歯磨きの際にアライナーを取り外す必要がありますが、その際に紛失するリスクがあります。特に小さなお子さんの場合、アライナーを無くしてしまうことが心配です。お子様ご自身の他、保護者による管理が必要です。

 

なぜ当院でインビザラインファースト?

  • 認定医による安心の治療  日本矯正歯科学会の認定医が担当することで、専門的で安心な治療を受けていただけます。
  • 豊富な経験と知識   インビザライン治療の豊富な経験と知識を誇ります。お子様一人一人に最適な治療を提供いたします。
  • 最新の技術   最新の3Dスキャン技術を駆使し、精密な治療計画を立てます。
  • 安心のサポート体制   専門のスタッフが丁寧にサポートし、治療中の不安や疑問にも迅速に対応いたします。

 

 

当院での治療の流れ

1. 初診と相談

まずは矯正歯科医との相談から始まります。お子さんの歯列や顎の状態を詳しく診断し、インビザラインファーストが適しているかを判断します。

2. 3Dスキャンと治療計画

次に、歯列の3Dスキャンを行い、詳細な治療計画を立てます。このデジタルデータを基に、個別にカスタマイズされたアライナーが作製されます。

3. アライナーの装着

アライナーが完成したら、実際に装着してもらいます。初めての装着時には、歯科医がしっかりとフィッティングを確認します。

4. 定期的な来院

治療期間中は、約6〜8週間ごとに歯科医による治療効果の確認のためご来院いただきます。進行状況を確認し、必要に応じて治療計画を調整します。

5. 治療の完了

治療が完了すると、歯列が正しく整い、綺麗な歯並びが得られます。その後もリテーナーを使用して、歯の位置を安定させることが推奨されます。

まとめ

インビザラインファーストは、多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療を開始する前に、これらのデメリットを理解し、お子さんと一緒に最適な治療法を選ぶことが重要です。費用や装着時間、適応症例の確認など、慎重な判断が求められます。インビザラインファーストについて詳しいお話を聞きたい場合は、まずは矯正相談にご来院ください。