子どもの矯正治療(1期治療)
子供の矯正治療が必要な理由
子供にとって矯正が幼少期を悪い歯並びで過ごす事は、口の中だけでなく顔、さらには全身や心にまで悪影響を及ぼします。顎の骨が柔らかい子供のうちから矯正治療を進め、噛み合わせを改善することにより、様々なメリットが得られます。
子供の矯正治療の目的
こどもの矯正治療とは、口の周りの組織の成長発育が期待できる時期に行う矯正治療のことです。当院行う子供の矯正治療には、大きく3つの目的があります。
・不良な習癖や成長に悪影響を及ぼす因子を取り除き、筋肉のバランスを整えることで正常な顎の骨のバランスを考え、成長をコントロールする。
・上下の顎の骨のバランスを考え、成長をコントロールする。
・歯列のスペースをコントロールすることで、大人の歯を正しい位置に誘導する。
子供の矯正治療の開始時期について
子供の矯正の開始時期については、上下の前歯4本が生え変わり始め、どのくらい永久歯の並ぶ隙間が足りないかを予測できる7〜8歳頃がベストなタイミングです。
ただし、受け口のお子さんは、乳歯のみの歯列でも早めに反対の噛み合わせを治した方が良いです。目安としては、子供の協力が得られるようになる5〜6歳が望ましいです。
子供の矯正治療の装置について
噛み合わせの状態や生活スタイルによって、お子様に適した矯正装置を選定します
当院は、子供の矯正治療の場合、できるだけ取り外し可能な矯正装置を選択するようにしています。(全ての症例において取り外しの装置が選択できるわけでなく、どうしても固定の装置を使用しないといけない症例もあります)
- 注意点として
子供の矯正治療の注意点として、矯正装置を正しく使用し適正な時間の使用が行えないと、治療がうまく進んで行きません。そのため、私たち歯科医師が治療を頑張るのはもちろんですが、保護者、お子さまも一緒になって矯正治療に取り組んでいきましょう。